R32 Q&A 2nd
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気温の差によるエアフロ電圧の差 - -ロッカー 2年1月30日15時56分(#15081)
├・Re:気温の差によるエアフロ電圧の差 - -あか 2年1月30日16時45分(#15082)
├・Re:気温の差によるエアフロ電圧の差 - -茄S 2年1月30日17時3分(#15083)
└・Re:気温の差によるエアフロ電圧の差 - -ロッカー 2年1月30日22時9分(#15085)

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15081
気温の差によるエアフロ電圧の差
ロッカー -
2年1月30日15時56分 -
困っているわけではないのですが、ちょっと気になったので知ってる方がいれば教えて下さい。

ホットワイア式エアフロは、ワイアが吸気で冷却される事で吸気量を測っていると理解しているんですが、日本
の場合、地域にもよると思いますが夏と冬では30〜40度程度の気温差がありますよね。
夏と冬では同じ吸気量でもワイアの冷却率はかなり違うと思うのですが、ROMのマップを読むとき、同じ吸気
量でも気温によって違う個所を読んでしまうことにはならないんでしょうか?
すごく単純に考えると、同じ回転数、同じアクセル開度でも、夏より冬のほうが燃料が濃いということにならない
んでしょうか?
(気温が低い場合に吸気量を多く算出してしまうのでは?ということです)
もう少しつっこむと、冬にセッティングしたROMが夏には本領発揮できないなんてことも有りえるんでしょうか?

エアフロ電圧を測定できる機材があれば簡単にわかりそうですが(半年ほど待つ必要はありますけど)、あいに
く持ち合わせていないもので・・・
変な質問ですが、よろしくお願いします。

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15082
Re:気温の差によるエアフロ電圧の差
あか -
2年1月30日16時45分 -
(記事番号15081へのコメント)

>ホットワイア式エアフロは、ワイアが吸気で冷却される事で吸気量を測っていると理解し
ているんですが、日本

ホットワイヤ式はマスフローとも呼ばれるように空気質量を計測する方式です。
構造を簡単に説明すると、熱線プローブと温度補償プローブでブリッジ回路を構成
していて、2つのプローブが熱平衡を保つのに必要な電流値を信号として取り出します。
熱線の冷却量を計測しているという訳ではないので、空気温度による補正は特に
考えなくてもいいんですね。
(あくまで理想的な動作をした場合なので、実際の電子回路では温度により多少の
誤差がありますけど)
ちなみにフラップ式エアフロの場合は、体積流量測定なので、温度による補正が必要です。

>夏と冬では同じ吸気量でもワイアの冷却率はかなり違うと思うのですが、ROMのマップ
を読むとき、同じ吸気
>量でも気温によって違う個所を読んでしまうことにはならないんでしょうか?

というわけで、吸気量が同じであれば温度によらずエアフロ電圧は
同じになります。(あくまで誤差を考えなければ)

逆にいえば、エアフロ電圧が上がるということは実際に吸入した空気量も増えている
訳で、つまり気温が低いほど充填率も高くなっているというわけですので、
ROMのマップを読む場所もより高負荷側に変わってきます。

>すごく単純に考えると、同じ回転数、同じアクセル開度でも、夏より冬のほうが燃料が濃
いということにならない
>んでしょうか?
>(気温が低い場合に吸気量を多く算出してしまうのでは?ということです)
>もう少しつっこむと、冬にセッティングしたROMが夏には本領発揮できないなんてこと
も有りえるんでしょうか?

たしかに気温が低い方が空気密度が濃くなるので、同じ回転数、同じブースト圧でも
冬の方が吸入空気量は多くなります。でも上で説明したように吸入空気量が増えれば、
エアフロはその分計測してくれて、ECUは実際の吸入空気量にあった分の燃料を
噴射してくれるので、冬の方が燃料濃くなるということは(理想的には)ありません。
つまり気温によって空気密度が変われば、勝手にそれに合わせて燃料吹いてくれると
いうことです。これがホットワイヤ式のLジェトロの最大の利点ですね。

しかし、実際には夏にセッティングしたROMが冬には全然合わないということが
起こります。これはなぜかといいますと・・・
吸気温度が下がれば、混合気の温度も当然下がり燃料速度が遅くなります。
燃焼速度が変化すれば要求点火時期も変わってくるので、フィーリングに影響
してきます。当然燃調にも影響してきますね。
特に前置きのデカイICをつけてると冬場は結構変化があるんじゃ
ないでしょうか?
しかもRB20は吸気温度による補正ロジックがないので、現車合わせで
きちきちのセッティングをしたりしてると、夏と冬でフィーリングが違ってくると
思いますね。

以上、ご参考になれば。

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15083
Re:気温の差によるエアフロ電圧の差
茄S mail
2年1月30日17時3分 -
(記事番号15081へのコメント)
エアフロの電圧と言うのは確か 冷却された電熱線を一定の温度に保つには
何ボルトかけなくてはいけないか?というものだったと思います。

で、同じ大気圧であった場合、気温が低い場合は空気の密度は上がりますよね?

そうした場合でも燃料噴射量が変らなければ逆に空燃費がずれてしまうと思うので
燃料噴射量を求める要素であるエアフロ電圧が低気温で出力電圧が上がる方向へ
変動してもいいのではないか?

他のメーカーの車で、フラップ式のエアフロを使っていたり、エアフロ無しで
制御している車には吸気温センサが別についていますが、RB20にはそれがないのは
そう言う理由なのかなーと

と個人的には思ってます。

詳しい人居たら教えてください(^^;


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15085
Re:気温の差によるエアフロ電圧の差
ロッカー -
2年1月30日22時9分 -
(記事番号15081へのコメント)
あかさん、茄Sさん、ありがとうございます。

単に何度冷えたかっていう絶対値で計測していたのではなかったんですね(^^;)
ホットワイヤ式エアフロの原理を勘違いしていたようです。
勉強になりました。


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